損保ジャパンの自動車ローン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」

自動車ローンを組むときには銀行のマイカーローンや自動車販売店が提携するディーラーローンを考えるかもしれませんが、保険会社にも低金利で便利な自動車ローンがあることを知っていますか?

それが、損保ジャパンの「ジャパンダ・ネットマイカーローン」です。

銀行マイカーローンと同じように購入車両を担保とせずに、はじめから自分名義で車を使用することができます。

また、保証会社を利用するため自分で保証人を用意する必要もありません。

金利面を見ても銀行に負けない低金利なマイカーローンなので、「どの自動車ローンが良いのか分からない…」「低金利な自動車ローンを探している」という方は損保ジャパンのマイカーローンを選べば間違いないでしょう。

この記事では損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」について徹底解説していきます。基本的な特徴から、メリット・デメリット、審査の流れまでまとめているので、損保ジャパンのマイカーローンを検討している方はぜひ参考にしてください。

損保ジャパンの自動車ローン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」の特徴

損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」の基本的な特徴を確認していきましょう。

申込条件、金利、資金使途について紹介していくので、まずはこれらの情報をチェックしてください。

損保ジャパンのマイカーローンに申し込める人

損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」の申込条件は以下の条件をすべて満たし、保証会社(SOMPOクレジット株式会社)の保証を受けられる方です。

損保ジャパンのマイカーローンの契約条件

  • マイカーローンの申し込み時に満20歳~60歳以下の方
  • 前年度の税込年収が280万円以上の方(事業収入の場合、事業所得金額を年収として申告)
  • 定職に就いており、定期的な収入のある方

年齢制限は満20歳~60歳以下で一般的な自動車ローンと大きく変わりません。ただ、上限年齢は銀行などのマイカーローンよりも若干低めなので注意してください。

加えて、年収にも280万円以上という制限があります。

一般的な銀行マイカーローンは100万円~200万円程度を最低条件としている場合が多く、この点は銀行よりも少し厳しめといえるでしょう。

その一方で、地方銀行のように自宅、勤務先のある地域に制限はなく、全国からの申し込みが可能です。

保証会社はSOMPOグループのクレジット会社であるSOMPOクレジット株式会社で、審査は保証会社が進めていくことになります。

保証を受けられるかは審査次第ですが、まずは上記の申込条件をすべて満たしていることが重要になるでしょう。

損保ジャパンのマイカーローンの借入金額と金利

次に損保ジャパンのマイカーローンの基本的な商品概要を見ていきます。

「ジャパンダ・ネットマイカーローン」は最大1,000万円、最長10年で契約できますが、借入金額によって借入期間、金利が以下のように変わります。

損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」の商品概要

借入金額 借入期間
500万円~1,000万円 6ヶ月~5年 5年6ヶ月~10年
1.90%~1.99% 1.90%~2.55%
20万円~499万円 6ヶ月~5年 5年6ヶ月~7年
1.95%~2.95% ※

※ 審査の結果、年1.95%の金利が案内され、フレッシャーズ優遇、またはバイク割引の対象となった方は年1.90%の金利になります。

500万円未満の場合は最大でも借入期間は7年になります。

適用される金利も500万円以上の場合と比べて少し高めですが、それでも一般的な自動車ローンの中では低金利な部類になるでしょう。

借入金額が500万円以上になるケースでは、最長10年で自動車ローンを組めます。借入期間によって適用される金利が変わり、5年以下でローンを組んだ方が金利の上限は低くなるのです。

購入予定の車が決まっている方、見積もりを取ってもらっている方はその金額と借入期間をもとに金利を確認してください。

損保ジャパンのマイカーローンの資金使途

損保ジャパンのマイカーローンは「新車、中古車(普通車/軽自動車/バイク)の購入資金」として利用できます。

・バイクの場合は、排気量251CC以上
・車両購入時の注文書/売買契約書に記載されているオプション、諸費用の借り入れも可能

基本的に自動車やバイクなら新車でも、中古車でも損保ジャパンのマイカーローンで購入資金を借りることができます。

また、自動車購入時にかかるオプション費用や諸費用も、注文書、売買契約書に記載されているものなら、それらも含めての借り入れが可能です。

ただし、銀行などのマイカーローンで借りられるような運転免許の取得費用、修理や車検にかかる費用、自動車ローンの借換資金などには対応していません。

車両購入にかかる費用なら問題ありませんが、銀行の商品と比べると資金使途に制限が出るケースもあるので注意してください。

損保ジャパンの自動車ローン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」のメリット

記事の冒頭でもふれましたが、自動車ローンには銀行が扱っているマイカーローンや販売店の提携するディーラーローンなどもあります。

損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」は、それらの商品と比べたときにどのようなメリットがあるのでしょうか?

損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」のメリット

  • 低金利な上に保証料込み、固定金利で分かりやすい
  • キャンペーンにより金利が優遇される場合もある
  • 銀行マイカーローンに負けない借入金額と借入期間
  • 審査結果の回答が早い!審査は土・日・祝日も対応
  • マイカーローンのために新しく銀行口座を開設する必要なし

ここからは損保ジャパンのマイカーローンのメリットをひとつずつ説明していきます。

低金利な上に保証料込み・固定金利で分かりやすい

「ジャパンダ・ネットマイカーローン」の金利については先ほど確認しましたが、年1.90%~2.95%という金利はマイカーローンの中でも低い方です。

銀行マイカーローンでもだいたい年1%台~3%台が目安なので、「ジャパンダ・ネットマイカーローン」は銀行並に低金利だといえるでしょう。

また、損保ジャパンのマイカーローンは固定金利で、契約時の金利が完済するまでずっと変わりません。

固定金利とは?

銀行マイカーローンは金利が低いものの変動金利で、契約中に金利が上昇するリスクのある商品も多いのですが、損保ジャパンのマイカーローンならその心配は不要です。

さらに、金利は保証料込みで、金利とは別に保証料を負担する必要もありません。

数多くある自動車ローンの中には保証料別の商品もあり、表示されている金利に年1%~2%程度の上乗せした数字が実際の金利になるケースもあるため注意しましょう。

金利の低さだけでなく、保証料込み・固定金利で分かりやすいという点も損保ジャパンのマイカーローンのメリットになります。

キャンペーンにより金利が優遇される場合もある

損保ジャパンでは次の2つのキャンペーンを開催しており、該当する場合は金利が優遇されます。

損保ジャパンマイカーローンのキャンペーン

  1. フレッシャーズ優遇
  2. バイク割引

金利の優遇条件を満たす場合は年0.05%の金利引き下げを受けられるので、もともと低い金利がさらに下がるのです。ただし、適用されるのはどちらか片方だけで、併用はできません。

両方の条件を満たしていても金利の引き下げは年0.05%なので覚えておきましょう。

それぞれの適用条件を以下にまとめました。

1. フレッシャーズ優遇

フレッシャーズ優遇は若い世代の方向けのキャンペーンで、次のすべての条件を満たしていると適用されます。

フレッシャーズ優遇の適用条件

  • マイカーローンの申し込み時の年齢が満20歳~25歳以下の方
  • 借入金額200万円以下の申し込みをする方

「フレッシャーズ」という名前ですが新入社員、新卒者以外の方も満20歳~25歳以下なら利用できます。

希望する借入金額が200万円以下が条件なので、その金額を超える借り入れを希望している場合は対象外です。

2. バイク割引

バイク割引は名前の通り、バイク購入者に適用される割引です。フレッシャーズ優遇のような年齢制限はなく、借入金額も499万円まで対象になります。

バイク割引の適用条件

  • 排気量251CC以上のバイクを購入する方
  • 借入金額499万円以下の申し込みをする方

ですが、排気量によってはバイク割引の対象にならないこともあります。

排気量の小さい原付は対象外ですし、道路交通法の車両区分上で普通二輪に分類される場合も、排気量が250CC以下は対象になりません。

バイクの購入に損保ジャパンのマイカーローンを利用しようと考えている方は、購入予定の車種の排気量もチェックしておきましょう。

銀行マイカーローンに負けない借入金額と借入期間

ディーラーローンは銀行マイカーローンと比べて借入金額の上限が低かったり、最長の借入期間が短かったりする場合も多いのですが、損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」に関しては銀行と同水準といえるでしょう。

借入金額は最大1,000万円ですし、借入期間も最長10年(6ヶ月単位)まで選べます。特に借入金額が高額になるケースでは、借入期間が短いと月々の負担が重くなってしまうので要注意です。

損保ジャパンの場合は、借入金額に応じて最長10年で自動車ローンを組めるため、高額借入でも余裕を持って返済計画を立てられるでしょう。

ただし、借入金額が499万円以下のケースでは最長でも7年になるので、その点は注意してください。

審査結果の回答が早い!審査は土・日・祝日も対応

損保ジャパンのマイカーローンは、スペック的には銀行の自動車ローンに近いといえるでしょう。

ですが、審査結果の回答スピードに関しては銀行以上に早く、原則、営業時間内で通算して12時間以内にメールで回答してくれます。

損保ジャパンのマイカーローンは即日審査回答に対応

損保ジャパンの営業時間は9:00~17:00です。(年末年始を除く)

早ければ申し込みの当日中に審査回答がありますし、午前9時に申し込んだなら遅くても翌営業日の午後1時までに回答があるという計算になります。(審査状況などによって12時間を超える場合もあります。)

銀行マイカーローンでも最短即日で審査回答してくれる金融機関はあるものの、それは仮審査(事前審査)の結果で、そこから正式な審査結果の回答まではまた時間がかかるのです。

加えて、銀行は基本的に平日しか審査を進めてくれないため、土・日・祝日を挟むと通常よりも時間がかかるでしょう。

損保ジャパンなら平日だけでなく、土・日・祝日も審査対応をしてくれるため、すぐにローンを組んで自動車を購入したいという方におすすめです。

「ジャパンダ・ネットマイカーローン」は来店不要で契約できるタイプの自動車ローンで、インターネットと郵送だけですべての手続きを行えます。

「平日は仕事で銀行の窓口へ来店する時間を取れない…」という方も安心ですね。

マイカーローンのために新しく銀行口座を開設する必要なし

損保ジャパンの「ジャパンダ・ネットマイカーローン」は、自動車ローンを契約するために新しく銀行口座を作る必要がありません。

銀行マイカーローンの場合は、その銀行の普通預金口座が必要になります。持っていない人はマイカーローンの契約前に口座を開設しなければならず、手間も時間もかかるのです。

損保ジャパンならすでにある金融機関の口座を引き落とし用口座に指定できるため、そのような手間がかかりません。

通常の銀行だけでなく、ゆうちょ銀行、信用金庫、農協の口座も指定でき、いつも使っている金融機関を返済用口座として利用できるのです。(一部の農協、ネット銀行などは利用できない場合があります。)

ただし、すべての金融機関が対応しているわけではないので、心配な方は事前に問い合わせておくと安心でしょう。

例えば、ネットバンクで返済用口座に使えるのは、PayPay銀行、楽天銀行、イオン銀行、住信SBIネット銀行、セブン銀行、ソニー銀行です。(2020年8月現在)

損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」利用の流れ

損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」は最短即日で審査結果を回答してくれますが、その後、必要書類の提出や契約の手続きなどが必要です。

そのため、融資に関しては、即日というわけにはいきません。

「ジャパンダ・ネットマイカーローン」利用の流れは次のようになります。

損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」利用の流れ

  1. 審査申込(インターネット)
  2. 審査結果の回答(メール)
  3. ローン申込書の受け取り(郵送)
  4. 申込書、必要書類の提出(郵送)
  5. 契約内容の確認(電話)
  6. 融資の実行(口座振込)
  7. 返済予定表の受け取り(郵送)

それぞれの手続き内容をかかる時間の目安やスムーズに進めるためのポイントとあわせて説明していきます。

  1. 審査申込(インターネット)

    損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」はネット申込専用の商品です。損保ジャパンの公式ホームページから申し込めるので、スマホやパソコンから手続きをしてください。

    ネット申し込みは24時間いつでもできますが、以下の時間帯はメンテナンスで申し込めません。
    ・毎週水曜日の午前3時~4時
    ・毎月第1、第2木曜日(いずれかが休日の場合は第3木曜日)の午前3時~6時

    借入金額(499万円以下/ 500万円以上)によって申し込みフォームが異なるので、該当する金額のボタンから申し込みをしましょう。

    申し込みフォームに借入内容、申込者情報、勤務先情報を入力し、入力ミスがないかを確認して間違いなければ送信して申込完了です。

  2. 審査結果の回答(メール)

    原則、損保ジャパンの営業時間内を通算して12時間以内に審査結果が回答されます。登録したメールアドレスにメールが届くので、そこで審査結果、適用される金利を確認してください。

    一般的な銀行マイカーローンはこの後に本審査を受けますが、損保ジャパンははじめから本審査で、仮審査(事前審査)にあたるものはありません。

    そのため、この段階で案内された金利が後の審査結果を受けて変更されるということはないのです。

    ただし、まだ契約が成立したわけではないため、審査結果が回答されていてもキャンセルはできます。他社の自動車ローンと契約条件を比較したい方は、この段階で比較を行いましょう。

    申し込みをキャンセルしたい場合、(借入金額が増えるなど)申込内容を変更したい場合は、損保ジャパンに電話をして相談するようにしてください。

  3. ローン申込書の受け取り(郵送)

    マイカーローンの審査に通過した方へは、損保ジャパンからローン申込書などが郵送されてきます。

    必要書類の提出には同封されている返信用封筒を使うのですが、急いでいる場合は以下の宛先に期日指定をした郵送方法で送ってください。

    〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1
    損害保険ジャパン株式会社 投融資部 ネットローンセンター宛て

    損保ジャパンからの郵送を待つ場合は、数日から1週間程度で各種書類が届くでしょう。

  4. 申込書、必要書類の提出(郵送)

    損保ジャパン宛にローン申込書、必要書類を郵送で提出します。
    次のような書類が必要になるので、あらかじめ用意できるものは早めに準備しておくことをおすすめします。

    「ジャパンダ・ネットマイカーローン」の提出書類
    ・ローン申込書
    ・外国PEPsに関する申告書(該当しない場合も記名、捺印して提出)
    ・所得証明書の写し(源泉徴収票、確定申告書など)
    ※ 源泉徴収票の発行前でも直近の給与明細書2ヶ月分+賞与明細書、雇用契約書などで代用できます。
    ・購入予定の自動車注文書の写し
    ・印鑑証明書の原本(発効日から3ヶ月以内でローン申込書記載の住所と一致するもの)
    ・運転免許証の写し(両面)
    ・その他、審査結果に応じて指示された書類(車検証など)

    「ローン申込書」「外国PEPsに関する申告書」は損保ジャパン所定の書類です。必要事項を漏れなく記入してください。

    「外国PEPsに関する申告書」はほとんどの人が該当しないでしょうが、その場合も記名と捺印が必要になります。

    その他の書類は自身で用意することになりますが、「所得証明書の写し」「購入予定の自動車注文書の写し」「印鑑証明書の原本」などは用意に時間がかかることもあるでしょう。

    スムーズに契約を進めるためには審査通過のメールを受け取ったらすぐに書類を集めるようにすると良いです。

    また、審査結果によっては、上記以外の書類の提出を依頼されることもあります。記入漏れ、提出漏れ、申込内容と異なる箇所があると、時間がかかったり、再審査になったりするので注意してください。

  5. 契約内容の確認(電話)

    返送した書類が損保ジャパンに届いた後、担当者が提出書類をチェックしていきます。その後、契約内容を確認する電話がかかってきますが、その際に車体番号を聞かれるので事前に調べておきましょう。

    また、審査の過程で勤務先への在籍確認、自動車販売店への契約確認の電話をすることもあります。どちらも申込者の同意を得た上で電話をしてくれますが、自身の携帯電話・スマホ以外にも連絡が入るケースもあることを覚えておいてください。

  6. 融資の実行(口座振込)

    マイカーローンによる融資の実行は、⑤「契約内容の確認」から最短2営業日以降で希望日を指定できます。

    損保ジャパンの場合は、申込者名義の指定口座へ借入金額が振り込まれることになります。

    銀行マイカーローンでは、その銀行の口座への振込後、すぐに申込者名義で支払い先(販売店)の口座へ振り込まれることが多いです。

    「ジャパンダ・ネットマイカーローン」は自身で支払いもする必要があるので、自動車販売店の指定する方法で支払いを済ませてください。

  7. 返済予定表の受け取り(郵送)

    マイカーローンの融資実行後、返済予定表が損保ジャパンから簡易書留で届きます。契約内容、返済内容が記されているので、契約終了までなくさないように保管してください。

    また、審査の結果、車検証の提出が必要だと指示された方は、③「ローン申込書の受け取り」で受け取った返信用封筒に車検証の写しを入れて送りましょう。

    ここまでで「ジャパンダ・ネットマイカーローン」の契約に関する手続きは完了ですが、返済についても忘れてはいけません。

    返済方法などは次章でまとめているので、そちらも確認してください。

損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」の返済方法

損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」は、指定口座からの引き落としで月々の支払いを行います。

前述の通り利用できない金融機関も一部あるものの、基本的にはいつも使っている銀行を引き落とし先にできるため便利です。

引き落とし日は毎月10日で、金融機関の休業日である土・日・祝日は翌営業日の引き落としになります。

原則、引き落としの前日までにお金を口座に用意しておきましょう。

「ジャパンダ・ネットマイカーローン」の返済開始は借入月の翌々月からなので、例えば、8月中に融資を受けた方は10月10日が初回の返済日です。

返済方式は「元利均等返済」、もしくはボーナス月増額返済の併用になります。(ボーナスによる増額返済は借入金額の50%以内です。)

損保ジャパンのマイカーローンの返済方法

完済まで毎月一定額を支払っていく方式なので、返済の計画は立てやすいでしょう。

月々の支払金額については、損保ジャパンから送られてくる返済予定表で確認してください。

また、契約前の方は損保ジャパンの公式ホームページへ行けば、毎月の返済額を簡単に調べられます。

「月々の返済額をシミュレーション」と書かれたボタンから返済シミュレーションのページへ行き、借入金額、ボーナス返済の有無、返済回数、金利を入力していきましょう。

そうすれば、毎月の返済額、1年間の返済額、総返済額などがすぐに表示されるので、返済計画に無理がないか、利息の負担は重くないかを事前に確認しておくことをおすすめします。

損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」の注意点・デメリット

この記事で説明してきた通り、損保ジャパンの「ジャパンダ・ネットマイカーローン」にはメリットがたくさんあります。

ただし、利用するにあたり注意したい点や、一般的な銀行マイカーローンと少し異なる点もあります。

マイカーローン選びで失敗しないために、以下の点も確認しておいてください。

「ジャパンダ・ネットマイカーローン」の注意点・デメリット

  • 自動車やバイクの購入でも一部、対象外になる場合あり
  • マイカーローンの振り込みは原則、納車日の前1週間以内
  • 振込手数料と収入印紙代は契約者の負担
  • 借入金額の一部繰上返済には対応していない
  • 一括繰上返済には手数料がかかる
  • 仮審査(事前審査)はなくても、審査後に融資を断られる場合がある

ここからは損保ジャパンのマイカーローンの注意点をひとつずつ説明していきます。

自動車やバイクの購入でも一部、対象外になる場合あり

損保ジャパンのマイカーローンでは自動車やバイクの購入資金を借りられますが、次のようなケースは認められている資金使途から外れます。

「ジャパンダ・ネットマイカーローン」を利用できないケース

  1. 個人間で売買契約を結ぶ場合
  2. 無店舗販売業者から購入する場合
  3. 法人契約の場合
  4. 事業用車両を購入する場合

これらの点は一般的な自動車ローンとほとんど変わりませんが、個人間での売買、法人の申し込み、事業用の車両購入などには対応していないのです。

いずれかに該当する場合は、別の方法を検討しましょう。

マイカーローンの振り込みは原則、納車日の前1週間以内

「ジャパンダ・ネットマイカーローン」は審査結果の回答も、その後の融資もスピーディですが、申込者側、販売店側の手続きが遅れていると、融資が遅くなってしまう場合もあります。

マイカーローンの振り込みは電話での契約内容の確認後、最短で2営業日以降です。ただし、原則として納車日の前1週間以内で、金融機関営業日から希望日を指定します。

つまり、納車の準備が進んでいないと、マイカーローンの契約は進んでいても借入金額が振り込まれません。

融資を急いでいる方は、損保ジャパンだけでなく、自動車販売店との手続きも早めに進めておきましょう。

振込手数料と収入印紙代は契約者の負担

「ジャパンダ・ネットマイカーローン」の金利は保証料込みです。しかし、金利以外の費用がいっさいかからないわけではありません。

融資の際は、借入金額から振込手数料と収入印紙代が差し引かれることになります。

契約者負担の費用

借入金額 収入印紙代 振込手数料(消費税別)
50万円以下 400円 400円
50万円超~100万円以下 1,000円
100万円超~500万円以下 2,000円
500万円超~1,000万円 10,000円

※ 収入印紙代は令和2年6月現在の印紙税額にもとづくものです。

振込手数料は定額ですが、収入印紙代は借入金額に応じた実費が必要です。

自身で収入印紙を貼付する必要はありませんが、借入金額から上記の費用が引かれることは覚えておきましょう。

借入金額の一部繰上返済には対応していない

銀行マイカーローンでは月々の返済に加えて、一部繰上返済によって自由に追加返済できる商品も多いです。

借入残高が早く減るため一部繰上返済をすることで、借入期間を短縮したり、利息の負担を軽減したりする効果が期待できます。

しかし、「ジャパンダ・ネットマイカーローン」は一部繰上返済がいっさいできません。

そのため、完済するまで返済予定表に記された金額を支払っていくことになります。

月々の支払額に無理のないことがまずは重要ですが、最終的な利息も考慮してマイカーローンの年数やボーナス月の増額返済も考えてください。

一括繰上返済には手数料がかかる

「ジャパンダ・ネットマイカーローン」は一部繰上返済できませんが、一括繰上返済はできます。

残りの自動車ローンをすべて支払う手続きなので、まとまったお金が必要になりますが、その分、利息の負担を大きく軽減する効果が期待できるのです。

ただし、損保ジャパンのマイカーローンで一括返済するには、4,500円の手数料(消費税別)がかかります。

一括繰上返済で4,500円を超える利息の節約にならないのであれば、あえて手続きする意味はありません。

むしろ、手数料との差額だけ損をするので、一括繰上返済をするときはどのくらいの利息節約になるかを調べましょう。

ローン年数、借入残高が少なくなってからの繰上返済は効果が薄いため、繰上返済はタイミングが非常に重要になります。

仮審査(事前審査)はなくても、審査後に融資を断られる場合がある

損保ジャパンではマイカーローンの審査を仮審査、本審査という形で分けずに、本審査一本で行います。

ただし、審査結果が回答された段階では、契約手続きが済んでいません。

契約手続きが完了するまでに、信用情報の悪化が確認された場合、申込内容が変更になった場合、申込内容の虚偽が発覚した場合、在籍確認が取れない場合などは、審査に通っていても融資を断られることがあるのです。

申込内容に問題がなければ基本的には大丈夫でしょうが、契約が済むまで気を抜かないようにしましょう。

【まとめ】損保ジャパンのマイカーローンは低金利で利便性も高い!審査後のキャンセルも可能で安心

損保ジャパンの自動車ローン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」について徹底解説してきました。

自動車ローンを選ぶ際にまずは金利が重要になりますが、「ジャパンダ・ネットマイカーローン」は十分に低金利なのでその点は問題ないでしょう。

金利は保証料込みですし、固定金利なので利率が途中で上がる心配もありません。

当日の審査回答も可能、来店不要で契約できる、口座開設不要など利便性も高いので、多くの人におすすめできる自動車ローンです。

あえてデメリットを挙げるとしても、申込条件の年収制限が少し高めな点、自動車ローンの借り換えには利用できない点、繰上返済の柔軟性が低い点くらいだと思います。

これらの点が気にならないのなら、「ジャパンダ・ネットマイカーローン」を選んで大丈夫です。

審査結果を受け取った後でも契約する前ならキャンセル可能なので、さっそくインターネットから申し込みをしましょう。