クレジットカード会社などが発行するカードローンを「信販系カードローン」といい、消費者金融とも、銀行カードローンとも異なる特徴を持っている商品が多いです。
中には銀行などの金融機関のカードローンに負けないくらい低金利なサービス、大手消費者金融のカードローンと同じくらい便利なサービスもあるので、お金を借りる際は信販系カードローンも検討してみましょう。
この記事では主な信販系カードローンを一覧にまとめました。また、「信販系カードローンは何を基準に選べば良いのか?」「信販系カードローンはどんな人におすすめなのか?」もあわせて解説します。
信販系カードローンへの申し込みを考えている人は、ぜひ商品選びの参考にしてみてください。

「そもそも信販会社とは?」という方は、以下の記事もチェックしてくれ。信販会社の事業内容やクレジットカード会社、消費者金融との違いなどを解説しているぞ。
信販会社とは何か教えて!代表的な信販会社一覧とクレジットカード会社などとの違いも解説
主なおすすめ信販系カードローン
信販系のカードローン・キャッシングサービスには以下のようなものがあります。
消費者金融や銀行カードローンに比べて数は少ないですが、大手のクレジットカード会社・信販会社を中心にローン商品も扱っています。
基本的な商品スペックを表にまとめたので、検討の材料にしてください。
主なおすすめ信販系カードローンの一覧表
ローンの名称 | 金利(実質年率) | 限度額 | 審査時間 |
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JCB CARD LOAN FAITH | 年1.30%~年12.50%(※1) | 最大900万円 | 最短即日 |
オリコ CREST | 年4.5%~年18.0% | 10万円~500万円 | - |
三井住友カード カードローン premium/ plus(※2) | 年1.5%~年14.5% | 3万円~999万円 | 最短30分(※3) |
クレディセゾン マネーカード | 年15.0% | 最大100万円(※4) | 最短即日 |
ジャックス ミラジツカードレス | 年4.2%~年9.6%(※5) | 最大500万円 | - |
ダイナースクラブ パーソナルローン カードレス | 年7.5%~年10.8% | 60万円~300万円 | - |
エムアイカード 「LOAN MICARD」 | 年8.00%~年14.80% | 最大300万円 | 約2週間(※6) |
エヌケーシー「スーパーfitカード300」 | 年3.8%~年17.8% | 10万円~300万円 | - |
OCS「ミリオカード」 | 年3.90%~年17.90% | 5,000円~300万円 | - |
OCS「ミニマルカード」 | 年3.90%~年14.90% | 5,000円~50万円 | - |
ライフカード サポートローン(※7) | 年12.0%~年16.5% | 最大500万円 | - |
※1 キャッシングリボ払いの場合です。キャッシング1回払いは、年5.00%です。
※2 審査結果の限度額に応じて「plus」もしくは「premium」のどちらかを利用できるかが決まります。ただし、審査結果によっては希望に添えない場合もあります。
※3 審査により希望に添えない場合があります。
※4 金利・限度額はコースによって異なりますが、新規で申し込みの方は、実質年率15.0%の100万円コースのみです。
※5 「社会人ステップアップコース(子育て世代以外の方向け)」の場合です。子育て世代の方向けの「子育てサポートコース」は実質年率が異なります。
※6「申込書」および「必要書類」のエムアイカード到着後、約2週間で審査・手続きが完了します。
※7 ライフカード サポートローンは「借換専用ローン」です。現在の借入先の適用利率よりも低い利率で借り換えることができ、融資金額は借り換えの対象とする債務の残高(元本部分のみ)の範囲内に限ります。
以下では各信販系カードローンの特徴を紹介していきます。それぞれの商品のメリット・デメリットを把握して、自分にあったサービスを見つけてください。
JCB CARD LOAN FAITH
日本発のクレジットカードブランドでもあるJCBでも、実は、カードローンを扱っています。
もちろん、JCBが発行しているクレジットカードにキャッシング機能を追加することもできますが、ローン専用カードであるFAITH(フェイス)の方が低金利です。
また、お金を借りる際は「キャッシングリボ払い(年1.30%~12.50%)」と「キャッシング1回払い(年5.00%)」を選択することができます。
キャッシング1回払い(※1)は翌月に元金+利息をまとめて返済する必要がありますが、キャッシングリボ払いに比べて金利が低く設定されていて、返済が長引くこともありません。
キャッシング1回払いで利用できるのは最大5万円までで、「5万円以内の少額を借りたい」「次の給料日に一括返済できる」といったケースにもおすすめです。
他社の借り換え・おまとめに利用することもできるため、利用金額や利用目的に応じてキャッシングリボ払いとキャッシング1回払いを使い分けましょう。
JCB CARD LOAN FAITHの商品概要
金利(実質年率) | 1.30%~12.50% |
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限度額 | 最大900万円 |
申込対象 | 20歳以上~69歳以下で、本人に毎月安定した収入のある方 ただし、以下の方は申込対象になりません。 ・個人の給与収入や事業所得を示す書類を持っていない方 ・学生、パート、アルバイトの方 ・現在の借入残高合計(住宅・自動車ローンを除く)が年収の1/3を超えている方 |
審査・融資のスピード | 最短即日審査・融資完了 |
特徴 | ・提携ATMは月3回まで手数料無料(※2) ・審査結果は最短即日で連絡 ・審査完了後、最短3営業日でカードを自宅にお届け(※3) ・借り換え、おまとめにも利用可能 |

信販系カードローンの中でもJCBのFAITHは利便性が高く、カードの受け取り前に振り込みで融資を受けることもできるぞ。ただし、「学生」や「パート・アルバイト」は申込対象から外れておる。また、申し込みには収入証明書も必須になるため、「働き始めたばかりだけどお金を借りたい」というケースも注意するのじゃ。
※1 キャッシング1回払いの利用可能枠は5万円で、金利は5.00%(実質年率)となります。
※2 提携ATMは「みずほ銀行」「三井住友銀行」「三菱UFJ銀行」「ゆうちょ銀行」「イオン銀行」「りそな銀行」「埼玉りそな銀行」「三井住友信託銀行(一部利用できない店舗あり)」です。
※3 最短で契約を完了させるためには、オンライン口座設定(Web上での金融機関口座の登録)が必要です。インターネットバンキングの契約カード、キャッシュカード、預金通帳などを準備してください(金融機関により手続きに必要なものが異なります)。また、定期メンテナンスなど金融機関のサービス停止時間は、オンライン口座設定も行えません。
オリコ CREST
CREST (クレスト)は株式会社オリエントコーポレーションのカードローンブランドです。オリコでは一般向けの「CREST」と個人事業主向けの「CREST for Biz」の2種類を扱っていて、どちらもWebからの申し込みに対応しています。
また、急いでいる場合は、契約完了と同時に借り入れする(※1)こともできるので、振込融資の欄に「希望する」を選択して、申し込むようにしましょう。審査結果は「メール」もしくは「電話」で連絡があり、その後、原則5営業日以内(※2)に振り込んでもらえます。
ただし、同時借入を希望する人は、オンライン受付対象の金融機関口座を引落口座として申し込み時に登録しなくてはいけません。オンライン受付対象の金融機関口座を持っていない場合、カードの受け取り後に口座振替依頼書の記入および返送が必要になる点に注意してください。
オリコ CRESTの商品概要
金利(実質年率) | 4.5%~18.0% |
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限度額 | 10万円~500万円 |
申込対象 | 満20歳以上で安定した収入がある方 |
審査・融資のスピード | 審査結果の連絡後、原則5営業日以内に振り込み(同時借入を希望する場合) |
特徴 | ・新規入会特典で最大2ヶ月分の利息をキャッシュバック(※3) ・返済プランを2種類から選択可能 ・提携ATMでも、ネットでも追加返済できる |

CRESTには利用残高に応じて毎月の返済額が変動する「残高スライド返済コース」と契約限度額によって一定の返済額に設定できる「定額返済コース」の2種類の返済プランが用意されておるぞ。柔軟に返済額を調整したい人は「残高スライド返済コース」、定額の返済で早めに完済したい人は「定額返済コース」を選ぶと良いじゃろう。もちろん、どちらの返済プランでも、余裕があるときは提携ATMやネット(eオリコ)で自由に追加返済できるようになっておるぞ。
※1 同時借入の申請額は1万円単位で、上限は30万円です。
※2 ゆうちょ銀行の場合、6営業日以内の振り込みになります。
※3 ローンカード「CREST」に入会し、指定期間内に借り入れを行った方が対象です。対象となる期間は入会日の翌月末までで、キャッシュバック時期は入会日から3ヶ月後の下旬です。カード到着時に同封されている台紙に記載の「キャッシング利用可能枠登録日」が入会日となります。
三井住友カード カードローン premium/ plus
三井住友カード カードローン premium/ plusは、三井住友カード会員限定の優遇金利カードローン(※1)です。三井住友カード会員限定で「電話」もしくは「Web」から申し込めて、最短30分(※2)で審査結果を回答してくれます。
商品の利用限度額は3万円~999万円で、審査結果によって契約できるカードローンの種類(「plus」または「premium」)も自動的に決まる仕組みになっています。
審査結果の確認後の入会手続きや借り入れ・返済などには、SMBCモビットの公式スマホアプリ(※3)も利用可能です。三井住友カード カードローン premium/ plusはカードレスを選択することもできるので、必要に応じて公式スマホアプリをダウンロードしておきましょう。
三井住友カード カードローン premium/ plusの商品概要
商品 | 三井住友カード カードローン plus | 三井住友カード カードローン premium(※4) |
---|---|---|
金利(実質年率) | 4.5%~14.5% | 1.5%~4.5% |
限度額 | 3万円~500万円未満 | 500万円~999万円 |
申込対象 | 以下の条件をすべて満たす方 ・年齢満20歳~74歳の安定した定期収入のある方(三井住友カードの基準を満たす方) ・三井住友カードが発行するクレジットカードを保有(本会員)、または三井住友カード(旧SMBCファイナンスサービス)の提携ローンを契約中の方 |
|
審査・融資のスピード | 最短30分審査・最短即日融資(※2) | |
特徴 | ・月々の返済でVポイントが貯まる(※5) ・審査結果の限度額でカードローンの種類が自動的に決定 ・原則、自宅や勤務先への電話連絡はなし(※6) |

三井住友カード カードローン premium/ plusは、三井住友カード会員限定のカードローンじゃ。誰でも申し込めるわけではないが、その分、金利面でのメリットは大きいぞ。ただし、三井住友カード カードローン premiumの契約には、少なくとも1,500万円以上の年収が必要じゃ。金利や限度額については、三井住友カード カードローン plusのスペックを参考にすべきじゃろう。
※1 優遇金利とは、三井住友カード株式会社が扱うSMBCモビットの金利(年3.0%~年18.0%)との比較によるものです。
※2 審査により希望に添えない場合があります。申し込みの曜日・時間帯によっては翌日以降の連絡になることもあります。
※3 「SMBCモビット」は三井住友カード株式会社のカードローンブランドです。
※4 年収1,500万円以上の方を対象とした商品です。
※5 契約後、Vポイントサービスの利用手続きが必要です。返済額のうちの利息分200円につき1ポイントのVポイントが貯まります(延滞中の返済はポイント付与の対象外です)。
※6 審査の都合上、必要になった場合は、事前に申込者の同意を得たうえで、連絡することもあります。
クレディセゾン マネーカード
マネーカードはクレディセゾンのカードローンブランドで、一般のマネーカードは「MONEY CARD(マネーカード)」と「MONEY CARD GOLD(マネーカード ゴールド)」の2種類です。
マネーカードは、商品の種類によって利用限度額(融資コース)と適用利率が異なります。例えば、通常のマネーカードの場合、新規入会時は100万円コースで、適用利率は年15.0%(実質年率)になります。
一方、マネーカード ゴールドは優遇金利と大きな限度額が特徴ですが、申し込みには年収による制限があります。事前に商品ごとの申込条件(利用条件)を確認しておきましょう。
クレディセゾン マネーカードの商品概要
商品 | マネーカード | マネーカード ゴールド |
---|---|---|
金利(実質年率) | 年15.0%(100万円コースに新規入会の場合) | -(※1) |
限度額 | 最高100万円(新規申込の場合) | 最高300万円 |
申込対象 | 20歳から75歳までの安定収入のある方(学生・専業主婦を除く) | 20歳から75歳までの年収400万円(税込)以上の方(学生・専業主婦・年金収入のみの方を除く) |
審査・融資スピード | 最短即日審査※ 別途、必要書類の提出が必要なケースなどは審査に時間がかかることもあります。 | |
特徴 | ・ONLINE即振込サービスなら最短数十秒で指定口座に入金可能(※2) ・提携ATMでのマネーカードの利用は手数料無料 ・新規入会特典で最大2ヶ月分の利息をキャッシュバック(※3) |

クレディセゾンには、一般のマネーカードに加えて「MONEY CARD EX(個人事業主専用カード)」や「パートナーカード(配偶者用カード)」も用意されているぞ。「MONEY CARD EX」は事業性資金にも利用できる点、「パートナーカード(※4)」は配偶者に安定収入があれば専業主婦(夫)も利用できる点が特徴じゃ。
※1 マネーカード ゴールドの実質年率は、毎年2月1日時点のみずほ銀行の短期プライムレートに基づき算出されます。現在の金利は、クレディセゾンの公式ホームページで確認してください。
※2 メンテナンスなどで利用できない時間帯もあります。
※3 対象は「マネーカード」および「マネーカード ゴールド」です。入会日の翌月までの借り入れについて、入会日から3ヶ月後の引き落とし日までに返済した分の利息がキャッシュバックされます。また、キャッシュバックの適用には、返済方法で「口座引き落とし」を選択して、入会日から3ヶ月後の20日までに口座登録を完了する必要があります。
※4 パートナーカードは、本会員の持つカードと同様のサービス(「ローンNetアンサー」「即振込サービス」などを除く)を利用できます。ただし、本会員の利用可能枠内での利用で、毎月の支払いは本会員との合算になります。また、申し込みは本会員のみ行えて、カードも本会員宛に郵送されます。
ジャックス ミラジツカードレス
「ミラジツカードレス」は株式会社ジャックスのカードレスタイプのローンサービスです。
「子育てサポートコース(子育て世代の方向け)」と「社会人ステップアップコース(子育て世帯以外の方向け)」の2種類のコースがあり、いずれも資金使途は自由(事業性資金を除く)となっています。
カードレスローンなのでローンカードの発行はありませんが、審査によって決まる限度額の範囲なら繰り返し利用できます。
「子育てサポートコース」は低金利といわれる銀行カードローンと比べても低い金利設定なので、子どもの教育費などまとまった金額の借り入れにも利用しやすいでしょう。
子育て世帯以外の方向けの「社会人ステップアップコース」についても十分に低金利ですが、コースによって適用利率が異なる点に注意してください。
ミラジツカードレスでの借り入れは、ジャックスのWeb会員サービス「インターコムクラブ」から行えます。
新規会員登録後、会員サービスにログインしたら、「カードを追加・選択する」のメニューから契約した商品の登録を行って、ネットキャッシングの手続きをしましょう。平日午前11時59分までの手続き完了で、当日中の振り込み(※1)も可能です。
ジャックス ミラジツカードレスの商品概要
コース | 子育てサポートコース(※2) | 社会人ステップアップコース |
---|---|---|
金利(実質年率) | 3.9%~4.8% | 4.2%~9.6% |
限度額 | 50万円~500万円 | |
申込対象 | 以下の条件をすべて満たす方(※3) ・20歳以上、65歳以下の方・毎月安定した収入がある方 ・有職者の方・勤続年数が1年以上の方 |
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審査・融資のスピード | - | |
特徴 | ・事業性資金を除いて、資金使途は自由 ・利息の負担を抑えやすい低い金利設定 ・カードレス+ペーパーレスで利用できる(※4) |

ミラジツカードレスは信販系カードローンには珍しいカードレスタイプのローンサービスじゃ。契約は最低50万円からなので審査通過のハードルは高いものの、両コースとも一般的なカードローンよりも低い上限金利の設定になっておるぞ。
※1 ネットキャッシングは、引落口座の登録を行った翌日の14:00頃より利用可能です(インターネット口座振替受付サービスを利用した場合)。
※2 「子育てサポートコース」は、子育てをされている方が対象です。申し込みには「申込者およびお子さまの健康保険証(写し)」「本人確認書類」「収入証明書」の提出が必要です。
※3 利用可能枠200万円コース以上の申し込みは、「税込年収600万円以上の方」が対象です。また、株式会社ジャックスが発行するほかのローンカードと複数で申し込みをすることはできません。
※4 サービスの利用に必要なカード番号などが記載された台紙が自宅に郵送されます。また、希望する場合は、銀行のATMで利用できるカードの発行も可能です。
ダイナースクラブ パーソナルローン カードレス
ダイナースクラブの「パーソナルローン カードレス」は、ダイナースクラブカードもしくはTRUST CLUBカードの個人カードを持っている人向けのローンサービスです。
一般的な消費者金融カードローンや銀行カードローンと比べて低い金利設定が特徴で、利用可能枠の範囲内で繰り返し利用できるカードレスタイプのローンとなっています。
ただし、申し込みは郵送のみで、公式ホームページから入会申込書をダウンロードするか、会員専用ダイヤルに電話して、資料請求する必要があります。
Web完結対応のローンサービスではないので、申し込みから借り入れまでにそれなりの時間がかかるでしょう。スピード重視でお金を借りたい人は注意してください。
ダイナースクラブ パーソナルローン カードレスの商品概要
金利(実質年率) | 7.5%~10.8% |
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限度額 | 60万円~300万円(※1) |
申込対象 | 以下の条件をすべて満たす方 ・すでに「ダイナースクラブカード」「TRUST CLUBカード」の個人カードを持っている方(※2) ・20歳以上、69歳以下で毎月安定した収入のある方(学生は除く) |
審査・融資のスピード | - |
特徴 | ・利息の負担を抑えやすい低い金利設定 ・カードレスタイプのローンサービス(※3) ・最高300万円までのまとまった借り入れにも対応可能 |

ダイナースクラブ パーソナルローン カードレスは、「ダイナースクラブカード」もしくは「TRUST CLUBカード」の個人カードを持っている人が利用できる追加カードの一種じゃ。一時的かつ少額の借り入れならクレジットカードのキャッシングサービスを活用しても良いが、ある程度まとまった金額を借りるならカード(レス)ローンも検討してくれ。
※1 入会から6ヶ月未満の場合は最高100万円です。
※2 「ダイナースクラブ ビジネス・アカウントカード」「コーポレートカード」「付帯カード」は申し込めません。
※3 審査に通過した場合、申込内容や契約内容を知らせる書面が郵送されます。また、契約後は契約番号が記載された紙カードの郵送があります。
エムアイカード 「LOAN MICARD」
エムアイカード株式会社は三越伊勢丹グループのクレジットカード会社です。ショッピング機能がメインのクレジットカードに加えて、ローン専用カードである「LOAN MICARD」も扱っています。
エムアイカードの一部は最短即日発行できるクレジットカードで、指定の店舗に来店(※)すればその場で受け取れるようになっています。
その一方で、「LOAN MICARD」は申込書を電話もしくは専用フォームから請求しなくてはいけません。審査・手続き完了は送付した申込書と必要書類がエムアイカードに届いてから約2週間後になるため、急いでいる人は注意してください。
申し込みには「本人確認書類(※2)」および「収入証明書(※3)」の写しが必要です。サービスを利用できるのはローンカードの到着後(※4)なので、必要書類を確認のうえ、不備がないように手続きを進めましょう。
エムアイカード 「LOAN MICARD」の商品概要
金利(実質年率) | 8.00%~14.80% |
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限度額 | 最高300万円 |
申込対象 | 以下の条件をすべて満たす方 ・年齢20歳以上、65歳未満の方(学生不可) ・申込者本人に安定収入があり、年収300万円以上の方 ・入会申込書に記入の自宅および勤務先に連絡可能な方 ・会員規約等を自身で読み、内容を承認できる方 ・入会申込書を日本語かつ自筆で記入できる方 ・日本国内に住んでいる方 ・口座振替の登録を行える方 |
審査・融資のスピード | 申込書・必要書類のエムアイカード到着後、約2週間後 |
特徴 | ・エムアイカードのキャッシングサービスよりも低金利 ・最高300万円までの融資に対応 ・最低でも年収300万円以上が申し込みの目安 |

LOAN MICARD(ローンエムアイカード)には「50万円」「100万円」「200万円」「300万円」の4つのコースが用意されていて、コースによって適用利率が異なるのじゃ。50万円・100万円のコースは年収300万円以上、200万円のコースは年収700万円以上、300万円のコースは年収1,000万円以上が申し込みの目安となっておるぞ。学生の申し込みは受け付けておらず、年収によってはパート・アルバイトの人も厳しいじゃろう。事前に申込条件(利用条件)をしっかりと確認しておくのじゃ。
※1 来店で受け取ることのできないカードもあります。また、カードによって受け取れるカウンターが異なります。
※2 「運転免許証」もしくは「運転経歴証明書」(交付日が2012年4月1日以降のもの)の交付を受けている場合は、それらを本人確認書類として提出してください。
※3 直近で発行されたもので、現在の年収を確認できる書類が必要です。
※4 口座振替の手続きに不備がある場合など、カード到着後でもすぐに利用できないケースがあります。
エヌケーシー「スーパーfitカード300」
株式会社エヌケーシーは鳥取県にあるクレジット会社で、鳥取県や島根県、近畿・山陽地方を営業エリアとしています。
カードローン商品として「スーパーfitカード300 」「スーパーfitカード300 学費型」「fitカードbiz」などを扱っていますが、全国からの申し込みは受け付けていません。
申し込みを検討中の方は、事前に申込条件(利用条件)を確認するようにしてください。
一般の方向けの「スーパーfitカード300 」の利用可能枠は10万円~300万円で、金利は3.8%~17.8%(実質年率)です。借り入れには提携ATMを利用できるほか、テレフォンキャッシングで指定口座に振り込んでもらうこともできます。
エヌケーシー「スーパーfitカード300」の商品概要
金利(実質年率) | 3.8%~17.8% |
---|---|
限度額 | 10万円~300万円 |
申込対象 | 満20歳以上70歳以下で、安定した収入のある方(※1) |
審査・融資のスピード | - |
特徴 | ・ローンカードは全国の提携先CD/ ATMで利用可能 ・カードは「本人限定受取郵便(特定事項伝達型)」でお届け ・スーパーfitカード300 学費型なら在学中は優遇金利適用(※2) |

子どもの教育費に利用するなら「スーパーfitカード300 学費型」もおすすめじゃ。対象学校への在学中は資金使途が限定されるものの優遇金利(※3)が適用されるぞ。また、子どもの卒業後は資金使途が自由になるので、そのまま通常のカードローンとして利用可能じゃ。
※1 中国地方5県(鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県)、近畿地方2府5県(大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・三重県・奈良県・和歌山県)、福井県に在住の年齢制限を満たす方(学生を除く)で、株式会社エヌケーシーの提携する金融機関に口座を持っている方が申し込めます。
※2 「スーパーfitカード300 学費型」は、高校・専門学校・短大・大学(医学部/ 薬学部/ 大学院を含む)に入学もしくは在学中の方の保護者で、安定した収入のある満20歳以上70歳以下の方が申し込めます。また、申し込みには合格証明書や在学証明書なども必要になります。商品の詳細は株式会社エヌケーシーの公式ホームページで確認してください。
※3 学費優遇金利は年3.8%~5.5%です。卒業後は通常金利(年3.8%~17.8%)が適用されます。
OCS「ミリオカード」「ミニマルカード」
株式会社OCSは沖縄県のクレジットカード会社です。扱っているローンカードは「ミリオカード」と「ミニマルカード」の2種類ですが、いずれも申し込みは沖縄県内在住の人に限られます。全国からの申し込みは受け付けていない点に注意してください。
「ミリオカード」は利用限度額が最高300万円で、金利は年3.90%~17.90%です。新規入会の場合、契約日から60日以内のはじめてのキャッシング利用分の利息が50日間0円になります。
一方、「ミニマルカード」は少額融資に特化したサービスで、利用限度額は最高50万円ですが、金利は年3.90%~14.90%となっています。また、新規入会時の無利息期間は、契約日から60日以内のはじめてのキャッシング利用分が対象になり、365日間利息0円です。
50万円超の限度額を希望する方は「ミリオカード」、少額をよりお得に借りたい方は「ミニマルカード」を選ぶと良いでしょう。
OCS「ミリオカード」「ミニマルカード」の商品概要
商品 | ミリオカード | ミニマルカード |
---|---|---|
金利(実質年率) | 3.90%~17.90% | 3.90%~14.90% |
限度額 | 5,000円~300万円 | 5,000円~50万円 |
申込対象 | 以下の条件をすべて満たす方 ・年齢満20歳~65歳の方 ・安定収入がある方 ・沖縄県在住の方 |
以下の条件をすべて満たす方 ・年齢満20歳~69歳の方 ・安定収入がある方 ・沖縄県在住の方 |
審査・融資のスピード | - | |
特徴 | ・無利息期間のある信販系カードローン ・沖縄県内の金融機関ATMやコンビニATMなどを利用可能(※1) ・指定金融機関口座への振込融資に対応(※2) |

無利息期間のあるカードローンは30日程度のケースが多いので、OCSはいずれも長めの適用期間といえるじゃろう。ただし、対象となるのは期間内のはじめてのキャッシング利用分のみじゃぞ。大手消費者金融の無利息期間とは仕組みが異なる部分もあるから注意するのじゃ。
※1 コンビニATM(ローソン銀行ATM・イーネットATM)、金融機関ATM(琉球銀行ATM・沖縄銀行ATM・海邦銀行ATM・コザ信用金庫ATM・ゆうちょ銀行ATM・プロミスATM)を利用できます。また、ATMの利用には所定の手数料がかかります。
※2 Web(スマートフォン・パソコン)から振込融資の手続きを行う場合、会員専用サービス「OCSe-net」の登録(無料)が必要になります。
ライフカード サポートローン
ライフカード株式会社は大手消費者金融のアイフルグループのクレジットカード会社です。ライフカードではクレジットカード事業に加えて、プリペイドカードの発行や信用保証、収納代行なども行っています。
以前はキャッシング専用カードとして「ライフローンカードYours」という商品を扱っていましたが、新規募集は停止中となっています。
現在、ライフカードで扱っている個人向けのローン商品はおまとめ専用の「サポートローン」で、キャッシングやショッピングリボを対象に借り換えを行えます。資金使途が原則自由の通常のカードローン・キャッシングサービスとは利用目的が異なる点に注意してください。
サポートローンによって複数の返済先をまとめることで、返済の管理が楽になるだけでなく、毎月の返済額や金利負担も軽減できるでしょう。
借入先への返済(※1)はライフカードが代行してくれるため、自分で振り込みをする必要はなく、おまとめ後は月に1回指定口座からの引き落としで返済していきます。サポートローンなら最大500万円まで(※2)の借り換えに対応できて、最短7日でおまとめが可能です。
ライフカード サポートローンの商品概要
金利(実質年率) | 12.0%~16.5% |
---|---|
限度額 | 最大500万円 ※ 現在の借入金額などの合計を超えない範囲になります。 |
申込対象 | 満26歳以上で安定した収入のある方 |
審査・融資のスピード | 最短7日でおまとめ可能 |
特徴 | ・年収の1/3を超えるおまとめも可能(総量規制の例外) ・ショッピング利用分もおまとめできる ・現在の借入利率よりも低い利率で借り換え可能 |

ライフカードのサポートローンでおまとめを行う場合、他社からの借入状況が分かる書類(残高証明書や利用明細書など)が必要になるケースもあるぞ。本人確認書類と収入証明書に加えて、残高証明書なども用意しておくと手続きがスムーズじゃろう。おまとめローンの基本的な仕組みについては以下の記事も参考にしてくれ。
おまとめローンとはどんな仕組み?メリット・デメリットとオススメのおまとめローンを紹介
※1 利息部分については契約者で精算する必要があります。
※2 融資額は対象となる借り入れの範囲内(元本部分のみ)となります。
カードローンの種類と信販系カードローンの特徴
カードローンはサービスを提供する業者によっていくつかの種類に分類することができます。具体的なサービスの内容は商品ごとに異なるものの、適用される法律が異なるケースもあります。
カードローンの種類ごとの特徴を表にまとめました。
カードローンの種類ごとの特徴
信販系カードローン | 消費者金融カードローン | 銀行カードローン | |
---|---|---|---|
サービスを扱う業者 | 信販会社・クレジットカード会社 | 消費者金融 | 都市銀行・ネット銀行・地方銀行 |
適用される法律 | 貸金業法 | 銀行法 | |
上限金利(実質年率)の目安 | 年10.0%~年18.0%程度 | 年18.0%前後 | 年13.5%~14.5%程度 |
初回融資までのスピードの目安(※1) | 最短翌営業日~数週間程度で融資 | 最短30分以内の融資も可能 | 最短翌営業日~1週間程度で融資 |
審査通過のハードル | やや厳しめ | 標準 | やや厳しめ |
契約時の郵送物 | 基本的に契約書やカードが郵送される | Web完結契約や自動契約機を利用することで郵送物なしも可能 | 一部の銀行のみ郵送物なしで契約することもできる |
在籍確認の方法 | 基本的に電話で勤務先を確認 | 大手消費者金融なら原則、電話での在籍確認なし(※3) | 基本的に電話で勤務先を確認 |
普通預金口座(※2) | 原則不要 | 原則不要 | 必要な商品もある |
※1 カードローンの契約には審査があります。申し込みの時間帯や審査・手続きの進捗により、審査結果の回答・利用に時間がかかる場合もあります。
※2 信販系カードローンや消費者金融カードローンにおいても、本人確認や返済用口座の登録で、指定の金融機関口座が必要になる場合もあります。
※3 「原則、電話での在籍確認なし」としている消費者金融も、審査の結果、電話連絡での勤務先の確認が必要になるケースもあります。
消費者金融は個人向けの少額融資サービスをメインに扱っています。特に大手消費者金融のカードローンは利便性が高く、比較的スピーディに融資を受けられるのが特徴です。
そして、銀行カードローンは一般的な消費者金融カードローンに比べて上限金利が低く設定されていて、金利重視でサービスを選びたい人におすすめです。
一方、信販系カードローンは商品によってスペックが大きく異なります。低金利かつスピーディに融資を受けられる商品もあるものの、中には金利が高めで、審査に時間がかかる商品もあるので注意してください。
信販会社やクレジットカード会社がカードローンなどのキャッシングサービスを扱う場合、国・都道府県から貸金業者の登録を受けます。そのため、消費者金融と同じく貸金業法が適用されることになり、原則、「年収の1/3を超える借り入れ」や「無職(専業主婦を含む)の人の借り入れ」は行えません。
「比較的、低金利であること」「審査に時間がかかりやすいこと」「基本的に電話で在籍確認を実施していること」などは銀行カードローンの特徴と一致しますが、適用される法律は消費者金融と同じ貸金業法であることを覚えておきましょう。

一部の信販会社・クレジットカード会社は、営業エリアが決まっていて、全国からの申し込みを受け付けていないケースもあるぞ。この点は地方銀行のカードローンや地域密着型の中小消費者金融と同様じゃな。信販系カードローンには申込条件が厳しめに設定されている商品も多いので、まずは「最低限の条件を満たせているか?」を確認するようにしてくれ。
信販系カードローンの選び方
信販系カードローンは商品によって異なる特徴を持っています。消費者金融や銀行のカードローンに比べて商品ごとの違いが大きいので、それぞれの特徴を理解したうえで、自分にあったサービスを選ぶようにしてください。
信販系カードローンを選ぶ際のポイントは以下の3つです。
信販系カードローンの選び方
- 申込条件(利用条件)
- 上限金利の低さ
- 審査・初回融資にかかる時間
申込条件(利用条件)
信販系カードローンを選ぶ場合、まずは商品ごとの申込条件(利用条件)を確認しておきましょう。
大手消費者金融のカードローンであれば、「満20歳以上で、安定した収入があること」が最低限の条件になっていることが多いです。
一方、信販系カードローンは年齢制限と安定収入の有無に加えて、「学生の利用は不可」「パート・アルバイトの申し込みは不可」「年収~万円以上」などの制限がついているケースもあります。商品によっては審査が厳しいといわれる銀行カードローンよりも契約のハードルは高いため、審査に不安がある人は特に注意してください。
審査で見られるポイントはどの商品でも大きく変わらないものの、基本的な申込条件を満たしていなければ、審査に通ることはありません。
カードローン審査の内容や流れ、審査に落ちる人の特徴などは以下の記事で詳しく解説しています。
カードローン(お金を借りる)審査の流れ!借入の審査落ちを防ぐコツ
上限金利の低さ
基本的にカードローンの金利(実質年率)は限度額に応じて決まります。審査結果によっては一桁の金利が適用されるような商品もありますが、新規で利用する場合、大きな限度額での契約は難しく、商品の上限金利が適用されやすいです。
そのため、金利重視でカードローンを選ぶなら、商品の上限金利をチェックしてください。
例えば、「①3.0%~18.0%(実質年率)」と「②4.5%~15.0%(実質年率)」の商品がある場合、②の方が上限金利は低く設定されます。①の方が下限金利は低いため、より低い金利で契約できる可能性はあるものの、下限金利が適用されるのは最大限度額で契約できたケースなどに限られます。
カードローンを最大限度額で契約するのは現実的に難しいので、上限金利を基準に選ぶようにしましょう。
カードローンでよく見る「実質年率」とは何?実質年率の計算方法や金利との違いを解説
審査・初回融資にかかる時間
信販系カードローンの審査回答は早くありません。最短即日審査のサービスもありますが、中には数営業日~数週間かかるケースもあります。
また、新規発行されたローンカードを郵送で受け取るため、初回融資にも時間がかかりやすいです。
融資を急いでいる場合は、「契約後ならカードの受け取り前でも振り込みで借りられるか?」を確認しておきましょう。
契約後、すぐに指定の口座に振り込んでくれるサービスであれば、最短即日融資も可能です。(※ カードローンの契約には審査があります。申し込みの時間帯などによっては、審査結果の回答が翌営業日以降になるケースもあります。)

信販系カードローンの場合、基本的にカードは郵送での受け取りになるぞ。この点は全国に自動契約機・ローン契約機を設置している大手消費者金融や一部の銀行カードローンとの違いじゃな。また、カードレスのWeb完結契約に対応しているサービスがほぼないという点にも注意してくれ。
信販系カードローンをおすすめできる人
信販系カードローンをおすすめできるのは以下のような人です。
信販系カードローンをおすすめできる人
- 初回融資を急いでいない人
- 利便性よりも安心感を重視する人
- ショッピングとキャッシングを分けて管理したい人
初回融資を急いでいない人
申し込みから初回融資までにかかる時間はカードローンによって異なります。銀行カードローンの場合、審査回答は最短当日で、初回融資に関しては最短でも翌営業日になるケースが多いです。
一方、信販系カードローンに関しては最短即日審査の商品もありますが、審査スピードの遅い商品の場合、審査結果の連絡に1週間~2週間程度かかることもあります。審査回答や初回融資にかかる時間は商品ごとに異なるので、急いでいる人は注意してください。
もしできるだけ早くお金を借りたいなら、最短で即日融資も可能な消費者金融カードローンを選びましょう。大手消費者金融のカードローンであれば最短30分以内で融資を受けることも可能です。
利便性よりも安心感を重視する人
信販系カードローンのメリットのひとつは、身近なクレジットカード会社のカードローンという点です。サービスの利便性でいえば、大手消費者金融カードローンをおすすめしますが、中には消費者金融の利用に抵抗がある人もいるでしょう。
信販系カードローンを扱っている企業の中には、クレジットカード会社として有名なところも多く、「消費者金融でお金を借りるよりも安心感がある」という人もいると思います。安心感重視でカードローンを選ぶのであれば、信販系カードローンという選択も悪くありません。
ただし、より安心感を重視するなら銀行カードローンという選択肢もあります。カードローンは都市銀行やネット銀行、地方銀行でも扱われているので、安心感を重視する人は銀行カードローンもあわせて検討してください。
ショッピングとキャッシングを分けて管理したい人
キャッシング機能に対応している場合、クレジットカードでお金を借りることもできます。キャッシング機能付きのクレジットカードであれば、同じカードでショッピングも、キャッシングも行えて、別途ローン専用カードを持つ必要がありません。
そのため、「急にお金が必要になった」「お金を借りるのは今回だけ」という一時的な金欠なら、持っているクレジットカードのキャッシングサービスを利用しても良いでしょう。
その一方で、キャッシングを利用する場合、クレジットカードのショッピング枠が減ることもあります。クレジットカードの利用可能枠はショッピング枠とキャッシング枠で構成されているため、キャッシングの利用が多ければショッピングに利用できる枠を圧迫します。
ショッピングとキャッシングを分けて管理したい人は、クレジットカードにキャッシング機能を付けるのではなく、別に借入専用のカードローンを持つのがおすすめです。

キャッシングした分を返済すれば利用枠は戻るぞ。ただし、キャッシングはリボ払いで返済するケースが多いじゃろう。利用残高は一括で返済することもできるが、リボ払いによって利用枠が徐々に圧迫されないように注意してくれ。この点はショッピングリボを利用するケースも同様じゃぞ。
信販系カードローンに関するよくある質問
信販系カードローンの審査は厳しい?
審査の基準はカードローンによって異なりますし、具体的な審査の内容や基準はどこも非公開としています。
そのため、信販系カードローンの審査は厳しい、もしくは甘いと断言することもできません。
ただし、信販系カードローンの中には審査結果の連絡に数営業日かかる商品も多く、学生やパート・アルバイトの申し込みができないものもあります。
実際の審査結果は申し込んでみなければ分かりませんが、大手消費者金融カードローンに比べて審査通過のハードルは高いと考えられます。
一部の信販系カードローンには借入診断が用意されているので、年齢や年収、他社借入総額などの必要事項を入力して、「審査通過の見込みはあるか?」を確認してみると良いでしょう。
信販系カードローンの審査については以下の記事で解説しているので、詳しく知りたい人はそちらも確認してください。
信販系カードローン審査の特徴!信販会社が発行するカードローンのメリット・デメリット
信販系カードローンは総量規制の対象になる?
信販系カードローンを発行するのは信販会社・クレジットカード会社であり、貸し付けを行うために貸金業者として国・都道府県から登録を受けています。
そして、「原則、貸金業者からの借り入れは年収の1/3まで」という総量規制は貸金業法で定められているので、信販系カードローンの利用も総量規制の影響を受けます。
例えば、すでに貸金業者から年収の1/3相当の借り入れがある場合、基本的に信販系カードローンの審査に通ることはありません。
また、ほかの貸金業者からの借入残高が増えたことで、利用していた信販系カードローンの限度額が減額されたり、新規融資が停止になったりすることも考えられます。
もし複数社から借り入れがあり、返済に困っているなら、「おまとめローン」を検討しましょう。
おまとめローンは借入残高を段階的に減らしていくための返済専用ローンで、より良い条件で借り換えを行うことで、月々の返済額や利息負担の減少が期待できます。
カードローンの返済遅れは信用情報を傷つけるので、延滞する前におまとめローンで返済計画を立て直してください。
おまとめローンの審査と審査基準!おまとめローンの審査に通らない場合の対策とは?
信販系カードローンとクレジットカードキャッシングの違いとは?
クレジットカード会社の場合、信販系カードローンだけでなく、クレジットカードのキャッシングサービスでお金を借りることもできます。
どちらのサービスも利用限度額の範囲内でお金を借りられるという点は一緒ですが、金利や限度額の設定などに違いがあるケースも多いです。
実際の貸付条件やサービス内容は商品ごとに確認する必要があるものの、繰り返し借り入れする予定があるなら専用のカードローンをおすすめします。
信販系カードローンとクレジットカードキャッシングの違い・傾向を表にまとめました。
信販系カードローンとクレジットカードキャッシングの違い・傾向
信販系カードローン | クレジットカードキャッシング | |
---|---|---|
金利と限度額 | 最大限度額が100万円を超える商品が多く、審査の結果次第では年15.0%未満の金利が適用される。 | 限度額は最大でも100万円程度で、金利は年15.0%~年18.0%というケースが多い。 |
融資スピード | ローンカードを新規で発行するため、初回の融資に時間がかかりやすい。 | すでに持っているクレジットカードにキャッシング機能を追加する場合、比較的、スピーディに借りられる。 |
カード発行 | 新たにローンカードが発行されるため、郵送で受け取る必要がある。また、カードレスタイプの商品もあるが、契約書などの郵送は避けられない。 | 持っているクレジットカードをそのままキャッシングにも利用できる。 |
審査 | 契約には申込者の安定収入が必須になる。 | クレジットカードの発行(ショッピング枠の契約)とキャッシングは別で審査が行われる。クレジットカードは収入がなくても作れるケースもあるが、キャッシングの契約には安定収入が求められる。 |
クレジットカードのキャッシング機能については以下の記事で解説しているので、詳しくはそちらの記事で確認してください。
初めてのキャッシング機能付きクレジットカード!どこでどうやってお金を借りるのかを徹底解説
【まとめ】信販系カードローンは比較が重要!金利や融資スピードを確認した上で申し込もう
カードローンは扱う業者によって「消費者金融カードローン」「信販系カードローン」「銀行カードローン」などに分類可能です。
基本的に消費者金融カードローンは「利便性や融資スピードを重視する人」におすすめで、銀行カードローンは「低い金利でお金を借りたい人」に向いています。
一方、信販系カードローンは商品によってスペックが大きく異なります。審査は早ければ即日で完了するものの、中には初回融資までに数週間かかるケースもあります。
また、金利(実質年率)についても、消費者金融と変わらない金利設定の商品もあれば、銀行カードローン以上に低金利な商品もあるため、金利で商品を選びたい人はしっかりと確認してください。
信販系カードローンの申し込みを検討する場合は、金利や融資スピードなどのスペックを比較して、自身のニーズにあったサービスを選ぶようにしましょう。